ニンガチ・カジマーイ タイミングを見計らって真栄田岬に調査ダイブ

はいさい!

あっという間に2月が終わり。
春一番が待ち遠しい季節になりました。
一部の地域では既にバレンタインの日に春一番吹いてるんですね。
東京でも今週中には吹くだろうって言われているようです。
その原因となる低気圧から生える前線が今夜沖縄を通過していきます。
ただ、沖縄地方にはこの春一番の定義が当てはまらないんですって。
低気圧に吹き込む南風が警戒するほど強くならないからなんですが、
沖縄で怖いのはむしろ通過後に強い北風に変わることです。

 

 

 

 

一昨日のこと、水面休息中に空を見ていると
さっきまでそよそよと南風が心地よく吹いていたところに
突然西の空から真っ黒な雲が近づいてきてあっという間に大雨が降り風が吹き荒れました。
漁師たちはこの急激な天候の変化が起こる旧暦の2月頃を「ニンガチ・カジマーイ(二月風廻り)」と呼ぶそうです。
風廻りとはよく言ったもので、
一日のうちにぐるぐると風が回ってしまうので日中は潜れても
なかなか夜の真栄田岬に潜らせてくれません。
今夜こそチャンスかと思っていたんですけど、
雨雲抜ける予定が21時頃なのでやめることにしました。
海怖いもんなー。でもいけたなー。。でもやっぱ夜の海独り怖いもんなー。。。

そうそう、ゴリラハウスのオープン3月20日までもう日がないので
今日は真面目に生物調査しに真栄田岬へ。
気がぶれないように大切なスヌートライトは置いてきました。
ただ、天気がよくて差し込む太陽光が綺麗なので
ついつい見上げるんですけど
ブロンドのおねえさんが素潜りしてるし、
白いビキニを着たおねいさんはぱちゃぱちゃしてるし、
沖縄サイコーーーーーー!!!

 

浅場の太陽光はノンストロボで。面白いねー!

 

 

沖縄の海、ちっこくてやたらとかわいいヒトデがいて、いちいち目が止まります。

 

 

お前も岩陰から手招きしてくるんだよなー。

 

 

このオレンジのカイメン、発色が良く写真映えしそうって思ってたけど、かえって眩しすぎて無意味に主役奪ってく。

 

 

カイメンといえばこの紫色のかったいやつ(これなに?カイメンではない?)も気になって仕方がない。
レモンと絡めたら面白いかなって狙ってました。
別に。。。だったか。

 

 

おまえなー。おまえいつもここいるんだよなー。
紫の色出しつつメガネくんにも光当てるの難儀なんだよなー。

 

 

そろそろメルヘンなハゼ見つけておきたいなー。
ハゼくっそたくさんいるのにねー。

 

 

幼魚も全く見かけないって思っていたら今日キツネの子が入ってました。
セナキルリスズメの幼魚だけはよーく見かけるんですけど、
八丈でいいじゃんってつい放っておきがち。
沖縄の方が生息環境気持ち深いし。

 

 

真栄田潜ってたらやっぱりここにはいきたいです。
ヤシャハゼとヒレナガネジリンボウとチンアナゴ。
なんだか気持ち悪めの写真に出来上がった。

 

 

ネジリンボウもいるじゃーーーんって前に見かけて思ったんだけど、
これ、ヒレのないヒレナガネジリンボウでしょ。
思わせぶりな子!!!

 

 

もっとかわいく撮れる人は撮れるんでしょうけど、僕はこう!

 

 

2/28 Wed 真栄田岬
天気:晴れ
風向き:南
最高気温:22.8℃
最低気温:18.8℃
服装:長袖+上着
透明度:30m
水温:21℃
スーツ:ロクハン・ドライ