フウライカマスの稚魚 | 与那国島 浮遊系ツアー 最終日

はいさい!

こんなにも与那国ツアー楽しくてよかったんだろうか。

今年はまだまだ新しい企画いっぱい考えてるのに、全部の運使い切っちゃったんじゃないの。

いや、これはきっと去年の貯蓄分!


今年で2年目となる与那国浮遊系ツアー。

調査目的で行った去年はガイドのかおさんのご好意で

ハンマー狙いのチームに無理やり混ぜてもらって浮遊したんです。

あれからはや1年。

正直こんなに大当たりするなんて思ってませんでした。

驚きなのが、浮遊しながらこんなにも大物に出会えたこと。

必死に探し回るわけでもなく、浮いていたら寄ってくる大物たち。

と言ってもこちらハンマー初心者。

群れが横を通ったら流石に追いかけるし、

巨大なシロカワカジキが通った時もみんな血相を変えて追いかけました。

無欲の勝利、なんてみんな言ってたけど、本当そうですね。

どの大物もこちらの様子を覗きに来ているって感じでした。

カジキの中でも冬のハンマーシーズン中に1回出るかどうかという特にレアなシロカワカジキが2日連続で出て、

ハンマーも群れが毎日、単体もほぼ毎ダイブ出たんじゃないかってくらい。

それは言い過ぎか?w

でもよもや大物狙いに来たのかってくらい大物見た。

と言っても本当に狙いに来たらもっと見られるんだろうけどね。

さて、

ブレッブレだけど、シロカワカジキです。

浮遊しているところで不意に出没してくるから対応遅れます。

シロカワカジキ

巨大なサワラもなんども見ました。

サワラ

ハンマーは見すぎて後半もう追いかけないし撮らないしw

ところで、メインの浮遊系はというと、最終日となる4日目も大当たり。

深海魚フウライカマスの稚魚が出ました。

タチウオなどと同様に体表のグアニン層が銀色にかっこよく輝きます。

フウライカマスの幼魚

ちびサイズも出ました。

グアニン層の奥の赤色が素敵。

フウライカマスの稚魚

超レア生物以外にも、カメガイ類やマキガイ類、コノハウミウシにササノハウミウシはこれでもかってくらいいる。

しまいにはもう誰も撮らなくなる。

でもこの巻貝は貝から毛が生えていたから撮る。

巻貝の幼生

マサコカメガイは一秒たりとも同じ形を留めない刹那的な美があるからなんど見ても撮りたくなっちゃう。

マサコカメガイ

ながーーーいのがクルクルしてていいんだよね。

クリイロカメガイ

今回のツアーは頭足類や甲殻類があんまり出なかったなーという印象。

えび1

エビ

えび2

ゾエア

でもタルマワシ類は昨日に引き続き今日もめちゃくちゃいました。

これもまた出すぎて抱卵中とかじゃないと撮らなくなってくる。

タルマワシと卵

エイリアンよろしく地球を征服する準備中。

タルマワシとその幼生たち

体が半分のハギっ子。

徐々に、徐々に、永遠ともとれる時間をかけて吸収されていく・・・・のか?

浮遊生物たちのとっても小さな世界での生態シーンもすごく面白いです。

捕食中のクラゲ

毎日4本、がっつりと浮遊させてくださったメールブルーのみなさん。

本当にありがとうございました!

いったいハンマー何匹見たのかよく分からないけど、浮遊から大物まで与那国を余すことなく満喫することができました。

これは絶対来年もリピートでしょ。

もう日にちの目星は付けてありますので、乞うご期待!

3/29 Mon 与那国島/西崎
天気:晴れ
風向き:北東より
潮回り:大潮
最高気温:27.7℃
最低気温:22.2℃
服装:半袖
透明度:30m
水温:25℃
スーツ:ウエット・ロクハン