今日の知床は快晴!
雲なく晴れた日は放射冷却が発生するので
太陽が照りつけてポカポカなのに外気温はものすごく下がるという
不思議なことが起こります。
今朝は-15℃くらいまで下がったので
気嵐という、水面温度よりも外気温が低い時に起こる湯煙のような現象が見られました。
−2℃の海で起こるなんて、かなり特殊な条件ですね。
水中だけでなく陸上で起こる、さまざまな事象が知床の面白さでもあり
自然環境の厳しさでもあるわけです。
ところで「早朝しか見られない!」と発見当初はその限定性に興奮した海藻につく氷晶ですが
もちろん、朝早い段階からどんどん剥がれて浮上していってしまうのは確かですが
結局のところ、あるところには夕方でもあるし、
結構な場所で、お昼頃まで見られることが分かってきました。
今年は早くから完全結氷して、長いこと安定しているおかげで
いろいろな自然現象を観察することができてます。
それをどう撮るか!試行錯誤するのもまた面白し。