台風の前のヘコアユ幼魚 | 沖縄恩納村万座ダイビング

はいさいー！
「まだそんなこと言うのは早すぎる」と周りに笑われながらも
お盆を過ぎた頃から早々に「風が涼しくなって秋めいてきました」なんて言ってましたが
暦はついに９月へ。
依然として太陽はジリジリと肌を焦がすものの、
アスファルトの蓄熱がだいぶ和らいだので日陰がずいぶんと過ごしやすくなりました。
涼しいからといって夜エアコン切って寝ようとすると、ジメジメしてて寝苦しい日もあって、
目下、就寝時の室温管理が最大の悩みの種。
違う、次の台風13号が一番の心配だー。
沖縄本島かすめていくよー。

ゴリラハウスの夏が暇すぎて８、９月はほぼ毎日スローライフのお手伝い。
この一か月、万座漬けのガイドをしてます。
お休みの日はいつもビーチへ遊びに行くんですが、
ビーチからはさすがに行けないボートポイントであれやこれや撮りたいものが溜まってたんで、
今日は万座エリアのボートに乗せてもらってフォトダイブ。
週末の台風が海をぐじゃぐじゃにしそうだったから、
このタイミングで持ちネタ回収できたのはラッキーでした(^^)v
しかも、行きたいなーって思ってたドリームホールとクロスライン、ナカユクイの３ポイントに行けちゃったよΣ(ﾟДﾟ)
万座の乗り合い船は、朝集まったガイドで話し合ってポイントを決めるので
さすがに遊びに来ている身でリクエストするなんておこがましくてできずｗ
１本目に向かったドリームホールが激流のあまり、残りの２本が砂地に変更(^^;
中潮あざーーーす！

といっても、そのドリームホール・・・
潮が速すぎてボカシテンジクダイ全然できなかったorz
上も下も捕まっているのがやっとのくらいブン流れでスカシテンジクダイの群れはぐじゃぐじゃ。
自分もぐじゃぐじゃしちゃって、とてもじゃないけどボカテンどころではなく。
先日マグロ一筋さんが撮ったオヨギベニハゼ×スカシテンジクダイやりたかったのにー！！！
途方に暮れていると、捕まった手元にミヤケテグリのメスがいた。
ぐじゃぐじゃになりながら撮った写真に「星降るバオバブの木の下で」とか素敵な題名付けちゃうけど。

体験や初心者ダイバーのガイドが続いているせいか、最近、カクレクマノミってかわいいじゃんって思うように。
単純接触効果やん。
ブン流れでイソギンチャクもぐじゃぐじゃ。
この中に数ｃｍしかないクマノミの幼魚がいて、それが撮りたかったのにー。

不完全燃焼のままドリームホールを後にしてへこたれていたら、
流れを避けて次から砂地へ逃げる案が突如浮上。
そうなれ、そうなれって念じてたらキターーーー！
クロスライン！！！そしてナカユクイ！！！
千載一遇のチャンス、・・・・を活かせなかった。
ニシキフウライウオとボカシテンジクダイ・・・・は、ごちゃごちゃしちゃった。

大量発生中のクサイロモウミウシ。
卵たくさん産んでます。
砂地に行くなら絶対撮ろう、新兵器イノンのマクロレンズでがっつり撮ってやろう
って思っていたのに。
船上に置いてきてしまったorz

庶民のレンズはないけど、ひつじのショーン！

はうーーーやっぱりひつじのショーンかわいいよ！！！！
絶妙な白と緑と黒の配色バランスがたまりません。
小さすぎてなんだかよく分からないほど見えない個体は減って、
割と大きめな個体が残ってます。
いや、成長して大きくなってるのかな。
クサイロモウミウシとウサギモウミウシなら今、ナカユクイで探すと100％見られます。
その二種ばかりがたくさんいるので、
この前見つかったの両津勘吉とか、イリオモテウミウシなど
ガイド中に見つかった他の種類も探してはみたんだけど、
いざ自分のために探すと不思議なことに別のものは見つからない。

諦めつつも見つかったウサギモウミウシを一個一個とりあえず撮ってみると
きれいな青みがかったバリエーションがいました。
別種、ではないはず。

前回の台風前にもいたヘコアユの幼魚。
その時の台風で吹き飛ばされたのか、しばらく姿が見られなかったんですが、
台風13号を目前に控え、再登場。
1cmくらいの大きさで、存在を知らなかったら絶対その辺の浮遊物と見分けがつかないです。
発見時はもうちょっと個体数いたんだけど、撮ろうと近づくと幼魚の群れが散り散りになり、結局撮れたのは３匹だけ。
丁度真横を向いた時じゃないとただの棒だし、撮るの難しいなあ。
今度の台風でまたどっか行っちゃうのかしら。
なんとも言えない表情が愛くるしい。

そういえば、クロスラインのハマクマノミはイソギンチャクが元気を失っていてしなびてました。
ホーシューのものと比べるとちょっと見劣りするけど、それでも緑とオレンジのコンビはサイコーだ。
明瞭度と彩度を上げるとカッコよく仕上がります。