はいさいー!
ホーシューのビーチで潜ったあと、
車の脇でペットボトルに入れた水をジャバジャバ浴びていたとき。
最後の一滴を額に受けて、スッと目を開けたら
スーツを着た見知らぬ男が立っていた。
久しぶりに自然と「わっ!」って声出た。
一瞬で人が消えたり現れたりするのはドラマだけの演出だと思ってたわ。
先に言っておきますが、今日の写真はダメダメ。
楽しすぎて、テンパりすぎて、全然写真どころじゃなかったんだー。
午後に時間が空いたので、夕方を待ってホーシューのベラ団地へ。
もしかして6月の頭以来かな。
久しぶりのベラ団地はどえらいことになっていました。
ツキノワイトヒキベラとクジャクベラのハーレムが見事に拡大。
山のように群れていました。
求愛のピーク時間には当たらなかったものの、ところどころで求愛しているオスがいました。
あっちに呼ばれ、こっちに呼ばれ、ヒーヒーです。
難しいのは、近づくと、近づいた分だけ離れていくこと。
ただでさえ深くて苦しいのに、泳ぎまわるのは尚のこと辛い。
興奮も相まってすぐエアなくなっちゃうね。
ゆっくり写真撮ってる余裕もなかったので今日はほとんどちゃんとした写真は撮れず。
写真もちゃんと撮りたいけど、求愛のピークをばしっと当てたいなあ。
オキナワサンゴアマダイが白くて目を引く。
ベラの求愛を追いかけているところでいつの間にか目線を持っていかれるので困ったもんです。
オグロベラもハーレムがあります。
クジャクベラの群れを追いかけていると、これもまた視界のど真ん中に入ってきます。
あ、と思っている間にさっきまで婚姻色だったクジャクベラを見失う。
6月はさらに深いところにいたスミツキオグロベラが今日は比較的浅いところに上がっていました。
でもこれはこれで微妙な距離感を保ったまま逃げ続けるので追いかけるのは至難の業。
クジャクベラを追いかける視線の先に見つかるからついクジャクベラの群れを押しのけて追いかけてしまう。
スミツキカミナリベラよろしく”スミツキ”のレア感に目がない。
クジャクベラの求愛を撮りたくて追いかけているのに、ヤマシロベラもちゃんとしたハーレムがあって気が散るんです。
興奮してるからあっちこっち目がいく。
ベラ団地、いろんな魚のハーレムがあってすごい場所だなーとつくづく思う。
ちゃんと目的を決めておかないと、今日みたいに結果出せず、なんてドツボからは決して抜け出せなさそう。
-10mくらいから見かるヒメニセモチノウオにまで目が留まる始末。
「こんな深いところにもいるのか!」
「こんなにぶっといヒメニセモチノウオは初めて見た!」
「求愛してるじゃん!」と3度見してしまった。
ツキノワイトヒキベラも近くにいっぱいいます。
むしろいすぎて的が絞れないからその他の雑多なベラに意識がいっちゃうんだろうな。
立派なピンクダートゴビーまでいるし、しかも鰭めっちゃ開くし、こんな撮りやすいピンクダート他にいるーーー?
って焦って躍起になったせいで全然撮れなかったー。
今日はほんとに全然だめだめだったわー。
久しぶりの深場だったから、ということで窒素酔いのせいにしよう。
上げの時間だったので波打ち際うねってました。
うねりに体を引きちぎられそうになりながら見つけたミガキブドウガイ。
ビーチエントリーじゃないとあまり見かけないウミウシです。
久しぶりだったのでちゃんと撮りたかったけど、うねりで身体固定できず早々に断念しました。
模様がきれいだし、目もちょんちょんと見えててかわいいウミウシだよねー。
そういえば、ビビットなタマイタダキイソギンチャクに暮らすハマクマノミの幼魚は今回の台風13号で姿を消したそうです。
明後日来るゲストに撮ってもらいたかったのにとっても残念!
こんなに鮮やかな緑色のタマイタダキイソギンチャクって他に見たことないよー。
新たに別のハマクマノミの幼魚が着くことを期待して観察を続けてみます。
9/10 Tue ホーシュー
天気:晴れ
風向き:ほぼ無風
潮回り:中潮
最高気温:32.9℃
最低気温:26.6℃
服装:半袖
透明度:20m
水温:28℃
スーツ:5mmツーピース・ロクハン
沖縄本島・恩納村にあるダイビングサービス・ゴリラハウス