流氷ダイビング 知床生活31日目 千切れた昆布

昨日は沖合が割れ、低気圧の影響によるうねりが入ってきていた知床。
割れて崩壊しかけた流氷でしたがうねりが収まって一晩開けたら再び結氷しました。
再び沖合までびっしりと流氷で詰まりました。

午前中は雲ひとつない快晴でしたが、
昨日割れなかったエントリー口の氷が分厚く準備は難航。
私たちが潜り始める頃にはう巣篭もりになってしまいました。

依然としてうねりが残っていたせいで
水中は水が動き、常にハロクラインが発生しているような状態でした。

昆布は昨日のうねりで大きく動いた流氷に根こそぎ削り取られていました。
氷もすっかり一昨日までの様子と変わっていて、
根にぶつかり削れているようでした。

千切れた昆布は溶けて海の栄養となり、
また新しい海藻が芽吹くのを待つことになるのでしょう。

知床はもうすぐ春です。